岐阜市痛風高尿酸血症を治療する病院なら

肥満症に合併する睡眠時無呼吸症候群は、放置すると高血圧、心臓病を発症します。早めに病院の専門外来へ。

更年期障害、皮膚のシミ、しわ対策、始めませんか？疲労対策、にんにく注射、ビタミンＣ注射も対応します。

院長　阪野勝久
(医学博士）

岐阜駅近くで、内科と睡眠障害の治療を行っています。
睡眠時無呼吸、肥満と生活習慣病など、専門医にご相談を。

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尿酸は体内に過剰にあると結晶化して、関節内に貯留する性質があります。
関節内に尿酸塩結晶があると、局所の炎症反応が起きて、関節炎が生じます。
足の親指のつけ根に好発し、強い痛みを伴う病気、痛風と呼ばれています。

食事から摂取されるプリン体は尿酸に代謝されますが、プリン体を
多く含む食品を摂取する習慣があると、血液中の尿酸値が上昇します。
尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と呼ばれます。

高尿酸血症が持続すると、関節内に尿酸塩結晶が出現し、関節炎が
生じます。アルコール摂取（特にビール）、肉類の摂取が多い方は、
尿酸値が高くなりがちで、肥満も合併しやすいのが現状です。

一方、尿酸は腎臓を経て尿として排泄されます。腎臓の働きが低下すると、
体内の尿酸が多くなり高尿酸血症の原因となります。その他、薬剤により
尿酸値が高くなることがあります。

尿酸値が高くても、急に痛風発作になるわけではなく、尿酸塩が関節に
貯留して炎症が起こると、関節の発赤、腫脹、および疼痛が出現します。
関節炎の好発部位は足の親指の付け根です。

持続して高尿酸血症があると、尿中の尿酸も増えるので腎臓で結晶化します。
腎機能が低下することが知られています（痛風腎）。尿路結石の合併も
みられます。その他、動脈硬化の進行に関係していることが分かっています。

病院外来では血液検査で尿酸値を調べます。尿酸値が7.0mg/dl以上の場合に
高尿酸血症と判定します。痛風発作時は尿酸値が低下することがあるので、
炎症が落ち着いてから再評価をすることがあります。

血液検査では、尿酸値のほか、炎症反応、腎機能障害の有無も評価します。
整形外科の病院では関節液にある尿酸塩結晶、痛風結節の証明を行いますが、
通常、臨床経過と局所所見、血液検査の結果を総合して痛風と診断します。

生活習慣の是正が大切で、プリン体・果糖の摂取制限と十分な水分補給、
アルカリ性食品摂取の励行、アルコール摂取の制限（特にビール）、
運動の機会を増やすことが必要です。

関節が疼くなど痛風発作の予兆を感じるときは、コルヒチンを内服します。
痛風発作があるときは、非ステロイド抗炎症薬で局所の炎症を抑えますが、
関節炎が複数ある場合は、副腎皮質ステロイドを用いることがあります。

尿酸値を6.0mg/dl以下にコントロールすることが大切です。腎障害、
尿路結石、高血圧、脂質異常症、メタボリックシンドロームなど、
合併症を考慮しながら、尿酸降下薬、尿アルカリ化薬の内服をします。

腎障害、尿路結石の予防には、１日当たりの尿量を2000ml保つことが重要です。
尿をアルカリ化する食品（ヒジキ、わかめ、昆布などの海藻類）を摂取すると
良いでしょう。